防災情報の統合解析・高度活用技術に関する研究

地域発 防災ラジオドラマ in 藤沢 六会天神町 地震編

神奈川県藤沢市六会地区にある天神町で、「シナリオ型防災ワークショップ」を開催し、冬の平日の午前中、地域住民が最も少なくなっている時に地震が起きることを前提に、シナリオを作成しました。

藤沢 六会天神町 地震編

地域の概要

こちらは、以前の中期計画の研究成果です。

  • 地域 : 神奈川県藤沢市天神町
  • 作成主体 :天神町自主防災会
  • 放送局 : レディオ湘南(83.1MHz)
  • 放送期間 : 2010年3月

テーマ一覧

  1. 平時の連絡網を生かした地域の安否確認(2010/3/22放送)[ MP3(23MB)] [ 台本]
  2. 災害時要援護者の地域支援(2010/3/23放送) [MP3(18MB)] [ 台本]
  3. 地域資源の活用・地域にあるボランティアとの連携(2010/3/24放送)
    [MP3(22MB)] [ 台本]

※ 音声ファイル(MP3)をパソコン上で再生するには、 QuickTimeVLC media playerが便利です。

<防災ラジオドラマの注意点>
このドラマは住民はじめ行政など地域のさまざまな関係者が協力して災害時に想定される事態や対応について話し合い創作されたフィクションです。ドラマのシナリオづくりの過程では、地域社会の実態を調べ、かつ、行政の防災計画や防災体制、被害想定、ハザードマップ、マニュアルなどの公式な情報を参考にしていますが、社会的なシミュレーション(模擬演習)として、また、今後の改善の視点を盛り込むなどの理由から意図的に事実と異なる設定をしている場合があります。特に、行政や自主防災組織等の公式な事実や解釈と異なる点につきましては、各台本にそれぞれ掲載しておりますので、ご参照ください。

防災ラジオドラマ作成の土台となったシナリオワークショップの資料(2.0MB)PDF

防災ラジオドラマ作成までの経緯

神奈川県藤沢市六会地区にある天神町で、「シナリオ型防災ワークショップ」を2009年11月と12月の2回実施しました。
第1回のWSでは、神奈川県の地震被害想定資料や藤沢市の災害ハザードマップ、さらにはNIEDの開発したeコミマップを利用した地域の災害特性、住民特性(年齢分布・防災資源など)を使って、天神町にはどのような災害がどのような状況で起きることが懸念されるのかを中心に議論しました。
第1回WSで理解・共有された内容を踏まえ、地震が冬の平日の午前中、地域住民が最も少なくなっている時に災害が起きることを前提に、シナリオを作成することになりました。
シナリオ作成に当たってはeコミマップを用いて関係者の動線を入力しながら検討しました。
2度のWSは住民をはじめ、学校関係者、市民センター関係者など約20名が参加し、活発な議論が展開されました。

研究一覧