防災情報の統合解析・高度活用技術に関する研究

最新情報(SIP サブ課題C)

2023年度9月から研究開発がスタートした、防災科研の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)における、サブ課題C「災害実動機関における組織横断の情報共有・活⽤」の「最新情報」のページです。

最新情報

[2024/11/15~17] 「みちのくALERT2024実証実験(データ連携、展示ブース)」を実施しました

当研究プロジェクトでは、2024年11月15日~17日に、陸上自衛隊東北方面隊が東北地方(会場:仙台市、石巻市)で実施する国内最大級の災害対処訓練「みちのくALERT2024」を実証実験のフィールドとして、災害時における人命救助機関相互の情報共有体制の充実と研究開発促進を目的に、複数の研究機関が連携した大規模な実証実験を実施しました。
15日には、陸上自衛隊仙台駐屯体育館における図上訓練、16日、17日には、石巻市渡波海水浴場における実動訓練において、実証実験を実施しました。
また、各会場で展示ブースを設けて、研究開発中の機器について、陸上自衛隊の高官をはじめ、各省庁出先機関の局長級、在京武官団や企業など多くの来場者に紹介、説明を行いました。

今回の実証実験は、内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム」(通称:SIP)第3期の課題の一つである「スマート防災ネットワークの構築」に関する実証実験です。
また、「スマート防災ネットワークの構築」を構成する5つのサブ課題がこれまで個別に実施してきた研究開発成果を踏まえ、相互連携してより効果的な成果を得ようと企画したものであり、これまで陸上自衛隊とのパイプを構築してきたサブ課題Cが中核となって、サブ課題A「災害情報の広域かつ瞬時把握・共有」、サブ課題E-1-2「防災デジタルツインの構築」とのサブ課題間連携を初めて実施する大規模な実証実験の場を構築いたしました。
今後は、更にサブ課題間連携を深化させ、実動機関間の連携運用を支援する仕組みの強化に繋げる研究開発を進めて参ります。

開催概要

名称 みちのくALERT2024実証実験(データ連携、展示ブース)
日時 2024年11月15日 09:00~15:00 図上訓練、展示ブース
      16日 09:00~14:00 実動訓練、展示ブース
      17日 同上
会場 15日 陸上自衛隊仙台駐屯体育館
16日、17日 石巻市渡波海水浴場
主催 防災科学技術研究所(先進防災技術連携研究センター)
東北大学災害科学国際研究所
防衛省陸上自衛隊(東北方面隊)
訓練参加者 約9,000名(東北方面隊発表)

当日の様子

宮城県と陸自によるSIP4D-Xedge研修

仙台駐屯地図上訓練指揮所

仙台駐屯地展示ブース

渡波海水浴場における実動訓練および展示ブース