防災情報の統合解析・高度活用技術に関する研究

【SIP】サブ課題C「災害実動機関における組織横断の情報共有・活⽤」

2023年度9月から研究開発がスタートした、防災科研の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)における、サブ課題C「災害実動機関における組織横断の情報共有・活⽤」に関するページです。

最新情報

概要

我が国は、大規模地震・津波、火山災害、気候変動により激甚化する風水害等、これまで経験したことのないような災害リスクに直面しており、レジリエンスの強化に向けて、具体的な方策を確立することは国家レベルの課題です。
そのため、SIP 第3期「スマート防災ネットワークの構築」では、Society5.0 における将来像のバックキャストから「災害対応を支える情報収集・把握の高度化」が将来像の一つとして掲げられました。
これを受け、サブ課題Cでは、情報通信技術(ICT)を活用し、災害現場最前線で活動する実動機関(消防、警察、自衛隊、海上保安庁、DMAT、TEC-FORCE)の情報共有の高度化を目指した研究開発を実施します。

体制

防災科学技術研究所の総括のもと、芝浦工業大学、情報通信研究機構、(株)国際電気通信基盤技術研究所、(株)ATR-TreKの5つの機関が、関連する府省庁や実動機関と協力して、研究開発を進めます。

目指す姿

南海トラフ地震や首都直下型地震など、国難災害が発生した際、消防、警察、自衛隊などの実動機関が、被災した市町村とともに情報を共有し、適切な応援部隊の派遣、連携運用を支援するシステム群を提供します。