防災情報の統合解析・高度活用技術に関する研究

【SIP】サブ課題A「災害情報の広域かつ瞬時把握・共有」

2023年度9月から研究開発がスタートした、防災科研の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)における、サブ課題A「災害情報の広域かつ瞬時把握・共有」に関するページです。

最新情報

概要

IoT(センサー)技術の進展によって、多様なセンサが世の中に普及しつつあり、災害対応への活用が期待されていますが、それらを統合的に活⽤する技術は未確⽴です。
センサデータの有効活用によって、より迅速かつ的確な初動対応、要救助者や犠牲者の発生抑止に繋げる必要があります。

そこで、上空・地上の様々なセンサによる観測データを迅速に収集・集約し、被害状況の常時推定を行い、知りたい時、知るべき時に被害状況を可視化・共有することで瞬時把握を実現する研究開発を行っています。

災害情報の広域かつ瞬時把握・共有のイメージ(内閣府資料より)

技術開発と社会実装

体制

田口 仁

研究開発責任者
田口 仁(防災科研)

取出 新吾

社会実装責任者
取出 新吾
(防災科研)

A-1:
衛星マルチセンシングデータ統合技術の研究開発
  • 山口大学応用衛星リモートセンシング研究センター 長井正彦 教授
  • 富士通株式会社
  • 東京海上日動火災保険株式会社
  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 横矢直人 准教授
  • 三菱電機株式会社
A-2:
地上マルチセンシングデータ収集・集約技術の研究開発
  • 法政大学デザイン工学部 今井龍一 教授
  • LocationMind株式会社
  • 国立研究開発法人 情報通信研究機構
  • シャープ株式会社
  • 国立研究開発法人 建築研究所
  • PwCコンサルティング合同会社
  • 公益財団法人 日本測量調査技術協会
  • 東京大学大学院 情報理工学研究科 岡田慧 教授
A-3:
災害時被害状況常時把握技術の研究開発
  • 国立研究開発法人 防災科学技術研究所
  • 東京大学 空間情報科学研究センター 関本義秀 教授
  • I-レジリエンス株式会社
  • 京都大学防災研究所 廣井慧 准教授

目指す姿

上空・地上の多様なセンシングデータの収集・集約を行い、被害状況の常時推定・可視化・共有を行う技術開発を行い、行政・民間サービスや研究開発が可能な社会実装基盤を構築します。

現状・研究開発・目指す姿