当研究プロジェクトは、2024年5月21日に、防災科学技術研究所つくば本所グラウンドにおいて、警察・消防・自衛隊等災害対応実動機関に迅速にインターネット環境を届けることを目的に、陸上自衛隊と協同で、ヘリコプターによる「情報通信機器搬送訓練」を開催しました。
本訓練は、今年1月1日に発生した令和6年能登半島地震において、当研究所が貸与するSIP4D-Xedge(旧名称SIP4D利活用システム)関連機器の陸上自衛隊への引き渡しが発災から約18時間後になったことを受け、陸上自衛隊のヘリコプターによる迅速な搬送を実現するための基礎訓練で、下記を訓練項目として実施しました。
- 陸上自衛隊大型輸送ヘリコプターによる当研究所グラウンドでの離着陸の安全確認
- NICT(情報通信研究機構)が現在開発中の通信途絶対策機器(X-ICS:クロスイクス)を含むノートパソコン及びWi-Fiルーターなど一式×30セットの機内搭載・固定
陸上自衛隊のヘリコプターによる当研究所グラウンドへの離着陸及び情報通信機器搭載に関する訓練は、いずれも今回が初めてでしたが、昼間の離着陸の安全性を確認するとともに、積載機器の梱包要領に関する課題を抽出することができました。
今後は、さらに訓練を深化させ、より効率的でかつ迅速に情報通信機器を搬送する要領を確立して実動機関間の連携運用を支援する仕組みの強化に繋げる研究開発を進めて参ります。
開催概要
名称 | 令和6年度自衛隊統合防災演習(06JXR)情報通信機器搬送訓練 |
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日時 | 2024年5月21日 09:00~11:00 |
会場 | 防災科学技術研究所つくば本所グラウンド |
対象 | 防災科学技術研究所(先進防災技術連携研究センター) 防衛省陸上自衛隊(第1ヘリコプター団) |
参加者数 | 約30名(グラウンド以外の後方地域で活動する要員を除く) |
主催 | 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 |
協力 | 防衛省陸上自衛隊(第1ヘリコプター団) |
プログラム概要 |
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