防災情報の統合解析・高度活用技術に関する研究

最新情報

最新情報

[2021/12/2] 「令和3年度 オンライン会議 災害情報の広域連携とSIP4Dへの期待 ~情報共有の文化醸成のために~ 」を開催しました

防災科学技術研究所では、広域で連携して災害対応を行う組織間での状況認識の統一を目指して、2014年よりSIP4D(基盤的防災情報流通ネットワーク)の研究開発を進めています。 昨年度には、内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」の一環として、SIP4Dと各都道府県の防災情報システムの連接に関する研究開発を推進し、全国16県とのシステム連接の検証を経て、現在では約半分の都道府県がSIP4Dとの連接を実現あるいは検討を進めているというところです。 今年度5月には、国、公共機関、地方公共団体の情報の共有化を図るための共通システムとして、SIP4Dが防災基本計画に明記されました。

このように情報システムとしての連接が全国的に深まる一方、これによって得られる利点を有効に活用するためには、情報の運用・利活用に関する状況認識の統一や、知見・課題の共有を通じて、情報共有の文化を醸成することが重要であると考えております。

こうした状況を踏まえ、2021年12月2日に「オンライン会議 災害情報の広域連携とSIP4Dへの期待 ~情報共有の文化醸成のために~ 」を開催いたしました。

開催概要

名称 令和3年度 オンライン会議 災害情報の広域連携とSIP4Dへの期待 ~情報共有の文化醸成のために~
日時 2021年12月2日(木) 13:00~15:00
形態 オンライン形式(ZOOM)
対象
  • 全国47都道府県および20政令市
  • 防災・減災に関係する関係行政機関
参加者数 46機関(内訳:都道府県33機関・政令指定都市13機関)
主催 国立研究開発法人 防災科学技術研究所

プログラム概要

13:00~13:05

主催者挨拶(防災科研 総合防災情報センター長 臼田裕一郎)

13:05~13:20

①(話題提供)システム連接の現状と課題 ~SIP4Dをめぐる状況~
 (防災科研 防災情報研究部門 主幹研究員 伊勢正)

13:20~13:35

②(話題提供)SIP4DからCPS4Dへ ~災害対応DXの実現へ向けた防災科研の取組~
 (防災科研 総合防災情報センター長補佐 花島誠人)

13:35~14:55

③(討論)情報共有の文化醸成のために

<パネリスト>
高知県、熊本県、大阪市、岡崎市の防災担当者

14:55~15:00

会議の総括(防災科研 総合防災情報センター長 臼田裕一郎)

資料「2021年度オンライン会議「災害情報の広域連携とSIP4Dへの期待」の概要 」

当日の様子

全体写真