防災情報の統合解析・高度活用技術に関する研究

【2010/11/26】ワークショップ「リスクガバナンスを支えるリスク情報」

防災科研は、2010年11月26日(金)に、「リスクガバナンスを支えるリスク情報 ~環境と防災分野における地理空間情報システムを活用したリスクコミュニケーションの事例を中心として ~」と題したワークショップを開催しました。

開催案内

ワークショップ「リスクガバナンスを支えるリスク情報」は終了いたしました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

はじめに

独立行政法人防災科学技術研究所(理事長:岡田義光)は、2010年11月26日(金)に明治大学駿河台キャンパスにて開催される第23回日本リスク研究学会年次大会において、「リスクガバナンスを支えるリスク情報 ~環境と防災分野における地理空間情報システムを活用したリスクコミュニケーションの事例を中心として ~」と題したワークショップを開催いたします。

本ワークショップでは、市民参加やリスクガバナンスの視点から、地理情報システムを用いたリスクコミュニケーション手法の事例を紹介し、それらを巡る技術的・社会制度的な課題について、多様な分野のリスク研究者の方々と討論いたします。なお、本ワークショップの参加は無料です。

1. 開催概要

タイトル

「リスクガバナンスを支えるリスク情報」

~環境と防災分野における地理空間情報システムを活用した
 リスクコミュニケーションの事例を中心として ~
主催 一般社団法人 日本リスク研究学会
共催 独立行政法人 防災科学技術研究所
日時 2010年11月26日(金) 18:00-21:00
場所 明治大学 駿河台キャンパス リバティータワー 16 階
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
参加費 無料 (会員、非会員を問わず参加が可能です)
定員 50名

大会Webサイト

本ワークショップ 詳細PDF

2. 主旨

多様なステークホルダーによってリスクを協治 注1するためには、リスク情報が不可欠です。近年、化学物質や食品安全、まちづくり、福祉、防災、環境など、さまざまな分野で、地理情報システムを用いて、リスクを時空間的な文脈で評価し、リスクコミュニケーションを通じて計画策定や対策の立案等の取組が進められています。

そこで、本ワークショップでは、環境と自然災害の2分野を事例として、市民参加やリスクガバナンスの視点から、地理情報システムを用いたリスクコミュニケーション手法の事例を紹介し、それらを巡る技術的・社会制度的な課題について、多様な分野のリスク研究者の方々と討論します。

なお、本ワークショップは、リスク研究学会として、若手研究者や実務家の方々の分野横断的なネットワークづくり、シニアの研究者の方々の若手研究者への助言の場づくりとするために、自由な雰囲気で意見交換を行いたいと思いますので、お気軽にご参加いただけますようお願いします。

注1:協治とは、行政、住民、企業、NGO/NPOなど、さまざまな主体が協働しながら、統治すること。

3. プログラム

18:00-18:10

趣旨説明

18:10-18:35

e 防災マップコンテストに見る災害リスクコミュニケーション

須永洋平(独立行政法人 防災科学技術研究所 研究員)

18:35-19:00

相互運用型GIS を活用した参加型リスク評価手法

田口仁(独立行政法人 防災科学技術研究所 研究員)

19:00-19:25

環境分野におけるWeb-GIS を利用したリスクコミュニケーション

山本佳世子(電気通信大学 准教授)

19:25-19:40

休憩

19:40-21:00

会場の参加者を交えた意見交換会