つぼつぼの部屋

国立研究開発法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究領域 客員研究員 坪川 博彰のページです

つぼつぼのprofile

国立研究開発法人 防災科学技術研究所
防災情報研究部門
所在地
茨城県つくば市天王台3-1

防災トマソン

第6回防災コンテスト

今年もご参加、お待ちしています!!!
防災コンテスト

コメント(0)
2015/04/08 11:45 投稿者:坪川

将来人口予測メッシュマップ

自分の地域の未来を考えよう。
http://map03.ecom-plat.jp/map/map/?cid=11&gid=57&mid=1144
コメント(0)
2014/07/07 17:08 投稿者:坪川

防災科研1964年新潟地震オープンデータ特設サイト


是非、アクセスしてみてください

コメント(0)
2014/06/10 14:29 投稿者:坪川

ボウサイランド2014

防災科学技術研究所一般公開
2014年4月20日【日】10時~16時
入場無料

コメント(0)
2014/03/24 14:21 投稿者:坪川

そらまめ君

環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君
PM2.5からオキシダントまで、是非活用しましょう。

コメント(0)
2014/02/26 21:35 投稿者:坪川

防災対応型信号機


だいぶ増えてきましたなぁ・・・
コメント(0)
2013/06/18 19:18 投稿者:坪川

インフルエンザ流行レベルマップ


次回は2月1日に更新されるようです。いま急速に学級閉鎖が広がっています。要注意!
コメント(0)
2013/01/31 00:55 投稿者:坪川

地下鉄入り口の標高表示板(東京メトロ町屋駅)


海岸線から10キロ近く離れた駅の入り口でもまだこの数字ということを実感できるだろうか。東京は実に土地の低いところに拡がった都会なのです。
コメント(1)
2013/01/15 19:40 投稿者:坪川

ノロウイルスの感染者数(厚生労働省)


こういう情報をきちんと出し続けていくことは非常に大切です。厚生労働省のHPをもっと活用しましょう。
コメント(0)
2012/11/29 10:17 投稿者:坪川

阿蘇山の火山ガス警報


ちゃんとしたリスクコミュニケーションになっている。
コメント(0)
2012/11/28 20:25 投稿者:坪川
RSS2.0

eコミマップ

閲覧できるマップはありません。

ぼつぼつブログ

コミュニティという悩ましきもの

日本社会の急速な高齢化は世帯構造にも大きな変化をもたらしており、単身世帯が急増しています。単身者が増える理由はいろいろあって、生涯独身というライフスタイルの増加もさることながら高齢化により死別や離別が増えてもいます。そのような意味では誰でも最後は独りで過ごす時間が長くなるという当たり前の現実が出現しているだけかもしれません。1990年には23%だった一人世帯が、2005年には32%にもなっており、おそらく2015年の現在では35%には達しているでしょう。今年は国勢調査の年ですので、その結果が気になるところです。このように極めて「個人化」が進んだ社会では、コミュニティで何か行動しようということ自体がなかなか難しくなります。たとえば日常的に車に乗る人と乗らない人とでは、道路環境やネットワークに対する関心も違うでしょうし、安全や安心に対する認識もかなり差があると思います。子育て中の方とそうでない方とでは、子供の安全に対する意識も相当程度違うでしょうし、そのような中で合意を形成するのは結構大変です。先の大阪都構想での住民投票では「コミュニティの分断につながる」という表現が登場しましたが、地域問題が多様な関係者の集団からなる場合、大きな軋轢につながることもあるようです。かくしてコミュニティという本来的には地域に根差した人と人との「つながり」関係もまた、変質しているといわれています。
 

コミュニティという言葉は実にいろいろな使われ方をしています。マッキーバーの共同体の概念に限定することもありませんが、ネットコミュニティのような「本当に共同体?」と思えるようなものまで使われるわけですから、コミュニティもいささか安っぽくなった感もあります。いずれにせよコミュニティは定義がしづらく、また存在自体の確認が難しく、さらに防災などのテーマではその効果の確認も難しい、まったくもって「魔物」のような存在です。それでも社会にはコミュニティは厳然と存在しますし、その働きなくして地域問題の解決は望めません。各省庁もコミュニティを前面に押し出したさまざまな報告書や政策提言を公開しています。たとえば、
「コミュニティ機能再生とソーシャル・キャピタルに関する研究調査報告書」(内閣府)2005
「新しいコミュニティのあり方に関する研究会報告書」 総務省(新しいコミュニティのあり方に関する研究会:座長:名和田是彦)2009
「災害対応能力の維持向上のための地域コミュニティのあり方に関する検討会報告書」(消防庁国民保護・防災部 防災課)2009
「魅力あるコミュニティづくりのヒント-東京電力福島第一原子力発電所事故による長期避難者等の生活拠点形成に向けて-」復興庁・福島県(コミュニティ研究会)2014
「大都市圏におけるコミュニティの再生・創出に関する調査報告書」国土交通省 2014
などがあります。
 

東日本大震災後、コミュニティという語もずいぶん多様に使われています。しかしそこにはとりあえずコミュニティと言っておけば、いろいろな絆が再認識されるだろうというような安易な思惑が見え隠れしているようにも思われます。従来型のコミュニティだけではなく、あらゆる繋がりを効果的に災害対応に活かしてゆく、その大きな防災の枠組みの方法論を私たちはまだきちんと構築できていません。できることなら近い将来発生が危惧されている南海トラフの大地震や、首都直下地震が起きる前に、コミュニティの科学的な評価と防災における改善手法の提案ができるように頑張りたいと思うところです。
 

コメント

つぼつぼの本棚

老人に冷たい国・日本:河合克義

コメント(0)
2015/08/25 11:59 投稿者:坪川

無縁社会のゆくえ:日本心理学会監修

コメント(0)
2015/08/25 11:57 投稿者:坪川

学習するコミュニティのガバナンス:佐藤智子

コメント(0)
2014/11/01 18:56 投稿者:坪川

格差社会の地域分析:岩井、福島、菊地、藤江

コメント(0)
2014/10/24 18:35 投稿者:坪川

災害復興法学:岡本正

コメント(0)
2014/10/22 11:44 投稿者:坪川

町内会は義務ですか?:紙屋高雪

コメント(1)
2014/10/20 13:50 投稿者:坪川

年収は「住むところ」で決まる:エンリコ・モレッティ

コメント(0)
2014/10/20 11:53 投稿者:坪川

ドキュメント豪雨災害:稲泉連

コメント(1)
2014/10/20 11:52 投稿者:坪川

なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか:森功

コメント(0)
2014/02/27 14:18 投稿者:坪川

学ぶ、考える、話し合う、討論型世論調査:曽根・柳瀬・上木原・島田

コメント(0)
2014/02/21 13:07 投稿者:坪川

3.11福島から東京へ:東京災害支援ネット

コメント(1)
2014/02/18 21:34 投稿者:坪川

絆の構造-依存と自立の心理学:高橋恵子

コメント(0)
2014/01/26 23:36 投稿者:坪川

巨大地震の科学と防災:金森博雄・瀬川茂子・林能成

コメント(1)
2014/01/21 16:06 投稿者:坪川

自治体の個人情報保護と共有の実務:岡本・山崎・板倉編著

コメント(1)
2014/01/21 16:01 投稿者:坪川

前へ!-東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録:麻生幾

コメント(0)
2013/12/04 09:34 投稿者:坪川

東日本大震災-伝えなければならない100の物語

コメント(0)
2013/10/18 18:23 投稿者:坪川

東日本大震災を分析する:平川新、今村文彦、東北大学災害科学国際研究所編著

コメント(1)
2013/09/12 11:40 投稿者:坪川

はじめて学ぶリスク科学:柴田清編著

コメント(0)
2013/09/10 10:08 投稿者:坪川

リスク社会の授業づくり:子安潤

コメント(0)
2013/08/31 13:49 投稿者:坪川

まちの幸福論:山崎亮

コメント(0)
2013/08/31 10:07 投稿者:坪川
RSS2.0

検索

検索
オプションを表示»
検索対象ページ 
 
 
検索対象
 
 
 
 
検索