明けましておめでとうございます。平成26年（2014年）は全国各地でさまざまな災害が多発した年という印象でしたが、平成27年（2015年）は平穏で安心な生活が営める年であってほしいと願ってやみません。あと約2週間でまた1月17日がやってきて、阪神淡路大震災（兵庫県南部地震）から20年という節目を迎えます。この20年間で防災の水準は十分高められたといえるのでしょうか。それとも一向に改善されていない、むしろリスクは高まっている状況なのでしょうか。防災力を定量的に評価するのは容易ではありませんが、建物の耐震性の向上や自主防災組織の結成率など、目に見える指標だけに頼らず、小さな災害からでも常にリスク因子となる要素を見逃さないようにして、少しでもリスクが軽減できる方法を検討していきたいと思っています。