今日は、つくば市教育委員会からの依頼で、つくば市役所において市内の小中学校53校の教頭先生、教務主任の先生方に、学校防災に関してお話をさせていただきました。李研究員と2人で出かけましたが、ちょっと時間がタイトでしたので、なかなかうまく説明ができなかったかもしれません。もし先生方の中でこのブログを読まれた方がいらっしゃいましたら、防災に関して何かお悩みの点があれば、いつでもご相談ください。
さて、日本社会にあっては小中学校が防災の上で需要な位置を占めることは皆さんよくご存じのとおりです。日本の防災は基礎自治体がまず対応するというのが基本ですので、その自治体の所属する小中学校が避難施設として設定されていることが多いですし、たいていの自治体では学校は公共の器として、地域で認識されていると思います。
ところがその学校がいま減りつつあります。文部科学省が9月14日に報道発表した「廃校施設等活用実態調査」によれば、全国で毎年約400~500もの小中学校が廃校になっています。これらの施設の7割は地域で何らかの形で活用(再利用)されているのですが、少子化が進み、加速度的に学校の統廃合が進められていく現状からすると、地域の避難所として永続的に存在することはもはや期待できません。施設の維持も含めて、地域でどのように取り組むか、私たちも真剣に考えなければならないところに来ています。
中秋の名月・・・十六夜ですが
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国立研究開発法人 防災科学技術研究所
防災情報研究部門
所在地
茨城県つくば市天王台3-1