坪川です。16日付東京新聞に北京在住のフリーライターのふるまいよしこさんという方の寄稿があります。端的に言えば、中国では日本からの情報発信が実に少ないということです。海外の方々は日本で起きている現在の事態や震災の実態を正しく理解されていないということがわかります。先進国の中でも情報社会がこれほど進んでいる日本で起きていることが、どうして海外に届いていないのでしょうか。
思えば中国で発生した四川大地震の時も、私たちは被災の実態をよくつかみきれないまま日々を過ごしていました。外国で起きたことだからということで関心が薄かった部分もあるでしょうが、情報統制が厳しい国での出来事という意識も私たちの中になかったとは言えません。かくして日本ではたいていのことがメディアで流通するのだから、公的な情報発信が少なくても十分だと思いがちなのかもしれません。
私たちALL311の取り組みも基本的にはまだドメスティックなものです。できれば今後は海外に向けても正確な情報発信に努めていきたいとは思いますが、すでにeコミで英語による情報発信が行われているサイトがあります。それは宮城県気仙沼市のボランティアセンターです。
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10247
日々の活動など、さまざまな記事があります。
その他にも宮城県内にある各市のボランティアセンターでは若い力が毎日奮闘しています。
http://msv3151.c-bosai.jp/
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つぼつぼのprofile
国立研究開発法人 防災科学技術研究所
防災情報研究部門
所在地
茨城県つくば市天王台3-1