坪川です。今日はつくば市の西部にある上郷小学校で同地区の防災訓練計画づくりのワークショップに参加しました。これは市の社会福祉協議会による防災訓練の一環として行われているもので、地域の自然特性、社会特性に基づく災害リスクの理解や、災害時の対応をシナリオとして考えた場合に、何が起きるかを整理するなどして、来年2月に予定されている防災訓練に結びつけるものです。
今回はワークショップの最初に、約1000分の1縮尺にした地域の空中写真とハザードマップを重ね合わせたものを下敷きにして、住民の方々が災害時に危険なものや、使えるもの(防災資源)を地図の上にマークしてゆく作業をしました。この作業をやるときには毎回会場となる体育館の床の上に巨大な地図を貼り出すわけですが、これは大人から子供まで、ほとんどの方が多大な興味を催されるようです。自分の家がどう見えるということもありますが、やはり普段の生活とは違う視点からの「眺め」には誰しも引き込まれてしまうのでしょうか。偶々別のイベントで会場にいた子供たちがとても興味を持ってくれました。そのうちこういう地図が手軽に出力できる時代が来るのでしょうか。
つぼつぼのprofile
国立研究開発法人 防災科学技術研究所
防災情報研究部門
所在地
茨城県つくば市天王台3-1