坪川です。社会の多様性が増大し、さまざまな世代、さまざまなライフスタイルの人たちが共存する地域が増えてきました。家族という多世代共存が難しくなっている現在、人々は別の生活共存の形を模索し始めています。
11月18日付東京新聞30面には「愛情も分け合うシェアハウス」と題して、シングルマザーと単身高齢者が共同で生活するシェアハウスが取り上げられています。このほかにも多国籍のシェアハウスや、中高年のシェアハウスなど、さまざまなケースが始まっているようです。人生の一時期を他人と空間を分け合って暮らすというのは、貴重な体験ですし、経済的にも合理的で社会性も高まるのであれば、むしろ奨励されるべきなのかもしれません。そういえば昔NHKの人形劇で「ひょっこりひょうたん島」というのがありましたが、これも見ようによっては多世代でシェアしなければ生きていけないという、小さな地球を象徴したような物語だったのかもしれません。
明日は、つくば市にある多数の外国人研究者が居住する「二宮ハウス」で防災の講演をしてきます。時間は短いのですが、英語だということで、いまから緊張しております^^;。
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国立研究開発法人 防災科学技術研究所
防災情報研究部門
所在地
茨城県つくば市天王台3-1