今朝(10月21日)の時点で死亡が確認された31名の方々の氏名や年齢が新聞で公表されていましたので、その年齢分布を見てみました(左側)。併せて大島町全体の年齢分布(右側)と比べてみたものが下の図です。やはり犠牲となった方々は、高齢者(60代、70代、80代)に多くなっていることがわかります。
よく知られているように、高齢化は都市部よりも郊外、地方都市で進んでおり、東京は全体としてみれば全国でも最も若い世代の多いところですが、特別区(23区)、市、町村部ではかなりの差があります。さらに町村部の中の島嶼(とうしょ)部ではいっそう高齢人口比率(65歳以上の人口比率)が高いことがわかります。1985年から2013年までの変化をグラフにしてみました(下図)。
島嶼部の振興は東京に限らずどの都道府県にとっても課題になっています。災害時に最も支援が必要なところが、支援自体が難しいところにならないよう、いろいろな手法や技術の開発が急務となっています。