今回はラジオについてまとめてみます。今ではネットラジオもあるのですが、災害時に役立つものとしてテレビが停電で観られなかったりすると、ラジオの果たす役割は非常に大きなものがあります。特に直後の避難を呼びかけたり、車で移動中の人に適切な対応を促したりすることを考えるとラジオはとても便利です。移動中や作業の合間でもラジオは聴けますので、いわゆる緊急時のメッセージの伝わりやすさはテレビ以上ともいえるでしょう。
私は下の写真のような小型ラジオを常に携帯していますが、これが東日本大震災の際には大変役に立ちました。地震直後に震源が東北沖であることが放送された(最初の放送は14時46分50秒過ぎで宮城県沖で地震と伝えられた)のでその後の行動にずいぶん違いがあったと思います。

さて、最初に書いた通り、今ではネットでも簡単にラジオ放送が聴けるので、スマートフォンがあれば小型ラジオなみに情報が得られます。普段楽しんでいらっしゃる方も多いと思いますが、私の携帯の場合、以下の2つのアプリをインストールしてあります。
NHKネットラジオ(らじるらじる)
NHKのAM放送(ラジオ第一&第二)とNHKFMが聴けます。ネット経由だと通常のラジオ放送より若干のタイムラグがあることを覚えておいた方がいいかもしれません。
ラジコ(radiko)
民放のAM,FM放送が、受信地に応じて選曲できるものです。スマートフォンであれば番組のHPとも連携して見られるので、とても便利です。
ラジオは音声による情報伝達ですが、当然のことながら聴覚障害のある方には情報が伝えられません。その点ではネット化することで、文字情報が添付され、より多くの人たちに緊急情報が共有されることになるのが望ましいですが、クローズド・キャプションがもっと技術的に洗練され、活用されることに期待したいですね。