しかし、それでも建物の基本構造は残りました。さすがに鉄筋コンクリート構造の建物を根っこから引き抜くような事態にはなりませんでした。このようなことを考えると、私たちはとっさの事態に即応できるシェルターを普段から意識しておくことも必要ですね。高齢者のきわめて多くなった社会では、いくら安全でも遠くの避難所にすぐに移動するのは容易ではありません。自宅や職場、あるいは通勤通学途上などで、いざという時に身を寄せられる建物(施設)をいま一度考え直してみることも大切だと思います。
それにしても福山でのホテル火災は悲惨ですね。火災について言えば、鉄筋コンクリートでも木造でも変わりはありません。ましてや管理があのように不適切では命がいくつあっても足りません。宿泊するときには非常口や避難経路の確認を忘れないようにしましょう。