今回は、岩手県遠野市に拠点を据えて活躍しているまるごとアーカイブの記録ボランティアの方々と一緒に活動しました。ボランティアの方々はみな腕自慢のカメラマニアで、もちろんプロのカメラマンの方もいます。皆さん大変な高級機材で参加されています。それぞれが自分の得意な分野で災害復興に関わるというのも、協働の一つの形です。いまは映像機器の性能が格段に良くなりましたので、コンパクトデジカメでも十分参加いただけます。もしご興味がある方はALL311のボランティア登録からお問い合わせください。
ただ、これから長い復興への取り組みを、現在のような遠地から来るボランティアだけに頼るのには限界があります。当初は被災地の皆さんには撮影どころではないという方もいっぱいいらっしゃったと思いますが、徐々に落ち着くにつれ、被災地からも記録活動に参加したいという方も出てきています。この歴史的記録を、後世に残すこともまた、私たちに課せられた責務であると思います。一人一人が負担のない範囲で協働に参加し、その力を寄せ集めていくことで、組織的な活動ではできない「何か」が生まれてくる気がします。
大槌町の城山公園からの眺め