さてコミュニティ放送は、先のあまみFMもそうですが、地域の事情に即した固有の取り組みに特化することで、中央からの情報提供とは違う方向性と存在意義を見つけています。こう考えると、なんでも全国一律であったりするルールは、はたして適切なのだろうかと思ってしまいます。都市部では都合のよい規則が、中山間地ではかえって不都合となる場合もあるかもしれません。そのような場合には社会が「運用」で救ってあげることも必要なのではないでしょうか。今、まさにこの「運用で」という部分が、年金の世界では大きな問題となっています。
社会には規則だけではやっていけない部分が必ずあります。社会の多様性を容認するためには、様々な人が、それぞれの立場でそれぞれの幸福を追求できるようにしなければなりません。寛容さのない社会はやはり住みにくいものです。
たまたま帰りの地下鉄車内で、つり革が下の写真のように高さが2種類用意されていることに気づきました。これも高齢者などに対する配慮からなのかなと思い、少しホッとしました。