40歳以降の成人の7割以上の人が持っている菌だそうで、胃がんのリスクを高めるということから、検査で除菌する人が増えているそうです。そう考えるとピロリ菌はある種のハザードということができるかもしれません。建物の地震リスクにたとえると、軟らかい地盤の上に建てている住宅はピロリ菌を抱えた胃袋のようなものではないでしょうか。そういう意味でリスクが顕在化する前に除去するということは、地盤改良や基礎の補強と同じようなリスクを減らすうえで意味のあることに相当するでしょう。とはいえ、ピロリ菌がない人でも癌になる人はいるわけですので、ストレスや喫煙、アルコールなどは減らすに越したことはないのですが、さて、みなさんはハザードを減らすための工夫を何かなさっていますでしょうか?
今日は桜ニュータウンの皆さんと防災の勉強会をしました。大勢の方にご参加いただき、とても楽しい2時間でした。桜ニュータウンは閑静でとてもきれいな街並みの地区です。しかし街ができてから時間が経つにつれ高齢化は着実に進んできており、名前はニュータウンですが、住民はオールドタウンになろうとしています。オールドタウンでも防災に優れた町はいくらでもあります。桜ニュータウンがいつまでも安心で快適で暮らせる素敵な街でありますよう、ささやかながらお手伝いできれば嬉しく思います。