住用小学校は全校児童49人のうち48人が教職員とともに孤立し、保護者に迎えに来てもらった児童を除いて学校で一晩を過ごすという体験をしました。注目すべきなのは渡島校長先生の決断の速さと教職員の連携協力です。隣接する中学校の生徒や地域の住民も受け入れ、ローソクの明かりを頼りに災害当日の夜を迎えました。給食は自校方式だったのでみんなでおにぎりを作り、味噌汁を飲み、無事に翌朝を迎えましたが、就学中の災害という問題を考えるうえで、住用小学校の事例は多くの教訓を私たちに与えてくれます。今回は柏崎市北条地区の方が、地域で子供を災害から守るという観点から直接訪問され、話を伺いました。
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国立研究開発法人 防災科学技術研究所
防災情報研究部門
所在地
茨城県つくば市天王台3-1