災害時のコミュニティFM局の役割は非常に大きいのですが、いろいろな課題が指摘されています。一番大きいと思うのは、放送圏域や出力に関してさまざまな規制があるため、一番大切な機動性や融通性が意外と阻害されていることと、財政的な基盤が弱いことです。前者はこの奄美でもそうですが、1市町村に1コミュニティFMという原則があるため、本来なら島全体をカバーしたほうが合理的な放送圏域がいまだに設定できていません。同様の問題を抱えている局は多いようです。
後者の課題は言わずもがなですが、行政からの支援がなくても自立できるように、いろいろな工夫が必要ですね。こういう方向の規制緩和こそ本当に必要なものなのではないでしょうか。